はじめまして。東京・五反田・品川周りで、作り置き代行や整理収納のお手伝いをしている「ルーマニ屋(るーまにや)」のエヴァです。今日は、毎年この季節になるとワクワクが止まらなくなる、私の大好きな「梅しごと」のお話をさせてください。今回つくるのは、ジンとハーブとドライフルーツで仕込む、ちょっと特別なボタニカル梅酒。世界にひとつだけの、大人のための自家製梅酒(homemade umeshu,Japanese Plum Wine)です。
実はわたし、日本に来たばかりの頃、八百屋さんの店先で見つけた青くてまんまるな実を見て、「なにこの宝石みたいなフルーツ!」と本気で思ったんです。きれいな緑色で、つやつやで、香りもいい。これはきっと甘くておいしいに違いない、と。そして……かじりました。生で。ひとくち。
……みなさん、笑ってください。あんなに渋くて、酸っぱくて、苦くて、口がギューッとなる果物があるなんて!「世の中にこんなにマズいものがあったのか」と、本気でショックを受けたのを今でも覚えています。青梅は生で食べてはいけない、というのを、わたしは身をもって学びました(あとで知ったのですが、青梅には体によくない成分も含まれていて、生食は禁物なんですね)。
ところが、です。そのマズかったはずの青い実が、氷砂糖やお酒と出会うと、信じられないくらい上品でおいしいお酒に変身する——。これを近所のおばあちゃんや、いろんな方に教えていただいたとき、わたしは魔法を見た気持ちになりました。梅干しもそう。あの酸っぱさにびっくりするけれど、ちゃんと手をかければ、体にうれしい宝物になる。昔、自分で梅干しを漬けたこともありますが、梅雨どきに干したり、お天気とにらめっこしたり……あれは本当に大変だったなぁと、しみじみ思い出します。
ルーマニアの田舎育ち。だから、わたしは「魔女」と呼ばれます

わが家には、ちゃんと箒があるんです。エヘヘ🧹
わたしはルーマニアの田舎で育ちました。あちらの山には、フルーツも、果物も、ハーブも、自然のものがそれはもうたくさんあって、それを摘んで、煮て、漬けて、暮らしの一部にしていました。おばあちゃんの台所には、いつも瓶がずらり。だからわたしにとって、植物で何かをつくることは、ごはんを食べるのと同じくらい当たり前のことなんです。
その知識を持って日本にやってきて、今度は日本の「和の心」——日本のハーブや、果物や、植物たちの文化を一から学びました。せっかく作るなら、みんなと同じものを作っても面白くない。どうせなら、体にうれしい効果があって、しかも作っていて楽しいものがいい。それがわたしの考え方です。ルーマニアの知恵と、日本の和の心。ふたつを掛け合わせて、わたしだけのオリジナルを仕込んでいます。
そんなわたしは、まわりからよく「魔女みたいだね」と言われます。でもね、間違ってないんですよ(ふふ)。それくらい、植物の知識も技術も持っているということ。しかもわが家には、ちゃーんと箒(ほうき)があるんです。もちろん、とんがり帽子も。エヘヘ。……というのは半分冗談、半分本気。今日は、そんな「ルーマニ屋の魔女」エヴァのキッチンへ、どうぞゆっくり遊びにいらしてくださいね。
青梅が出回るのは、だいたい5月の中旬から7月のはじめまで。たったそれだけ。一年に一度の、ほんの短い贈り物です。だからこそ、この時期になるとわたしの心はソワソワします。日本では昔から「梅は医者いらず」と言われてきました。梅にはクエン酸がたっぷり含まれていて、疲労回復や食欲増進にうれしいと、先人たちが経験から伝えてきたんですね。じめじめした梅雨や、これからの暑い夏を元気に乗り切る——梅しごとは、まさに「自分の体への投資」だとわたしは思っています。
クエン酸は、体がなんとなく重だるい夏の時期に、昔から頼りにされてきた成分です。さらに梅には、古くから「殺菌」「防腐」の力があると言い伝えられ、おにぎりに梅干しを入れる日本の知恵も、ここから生まれたと言われています。ルーマニアでも、夏に採れた果物を瓶に閉じ込めて、長い冬を越す保存食にする文化がありました。国は違っても、「旬の恵みを、季節を越えて体に取り込む」という人間の知恵は、ちゃんとつながっているんですね。そう思うと、瓶の中でゆっくり育っていく梅酒が、なんだかいとおしくなってきます。
魔女の梅選び。いい青梅の見分け方
おいしい梅酒は、いい梅から。スーパーや八百屋さんで選ぶときは、こんなところを見てあげてください。傷や黒い斑点が少なく、皮にハリとツヤがあるもの。粒の大きさがそろっていると、漬かり方も均一になってきれいです。香りをかいでみて、ふわっと甘いいい香りがするものは当たり。青々とした硬めの梅はカリッとした仕上がりに、少し黄色がかった完熟梅はまろやかでフルーティな仕上がりになります。わたしは、その年の気分で選び分けるのが好き。和歌山の紀州南高梅が手に入る年は、それはもう、うれしくて小躍りしてしまいます。
魔女のボタニカルたち。ハーブとドライフルーツの「効果」をぜんぶお話しします

わたしの梅酒には、梅と氷砂糖とジンのほかに、たくさんの「ボタニカル(botanical=植物)」が入ります。これがルーマニ屋らしさ。ひとつひとつ、どんなうれしい働きがあると言われているか、ご紹介しますね。知らなかった!というものが、きっとあるはずです。
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ジュニパーベリー……ジンのあの爽やかな香りの正体がこれ。北マケドニア産の小さな黒い実で、すっきりとした森のような香り。昔からヨーロッパでは「お腹をすっきりさせる」とも言われ、料理にも使われてきました。
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ローズヒップ……「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほどビタミンCが豊富と言われ、美容や美肌を気にする方の味方。きれいなルビー色も魅力です。
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ハイビスカス……有機栽培のエジプト産。鮮やかな赤色とさわやかな酸味で、クエン酸が含まれ、夏バテや疲れを感じるときにうれしいハーブとして親しまれています。
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バラ(ローズ)のつぼみ……うっとりするような華やかな香り。香りでリラックスでき、女性にとても人気のボタニカルです。
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アップルミント……ベランダで育てている自慢の子。りんごのようなやさしい香りで、清涼感とリフレッシュ。気分をすっきりさせてくれます。
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レモンバーム……レモンのような香りのハーブ。ほっと落ち着きたいときに寄り添ってくれる、おだやかな存在です。
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レモングラス……エスニックなさわやかさ。気分を切り替えたいときにぴったりの香りです。
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ローズマリー……「若返りのハーブ」とも呼ばれる、すっきり清々しい香り。抗酸化を気にする方にも人気です。
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ルピシアの緑茶ブレンド……日本のお茶屋さんの香り高い緑茶を、隠し味にほんの少し。和の心をそっと忍ばせます。
そしてドライフルーツ。わたしの梅酒に深みとコクを与えてくれる名脇役たちです。
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ドライいちじく(オーガニックのスミルナ種)……食物繊維やカリウム、鉄が豊富と言われ、ぷちぷちの食感とやさしい甘み。
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ドライあんず(ドライアプリコット)……βカロテンや鉄、カリウムが含まれ、フルーティな酸味と濃縮された甘さ。
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オーガニックレーズン(トルコ産)……鉄やカリウム、ポリフェノールが含まれ、自然な甘みでお酒をまろやかに。
わたしがいつも大切にしているのは、「効果があって、しかも楽しい」こと。ボタニカルもドライフルーツも、ただ入れるのではなく、香り・色・味・体へのうれしさを考えて選んでいます。これが、ルーマニ屋の梅酒が「世界にひとつ」である理由です。
こんな方へ。ルーマニ屋の梅酒が寄り添う3つのシーン

この一杯は、こんな方々のために仕込んでいます。
- 毎日忙しく働くビジネスパーソンへ……一日の終わりに、炭酸で割った自家製梅酒をひとくち。ジュニパーやハーブの香りがふわりと広がって、張りつめた肩の力がほどけていきます。コンビニのお酒では味わえない、自分をいたわる時間です。
- 上質な時間を大切にする、おひとりさま・富裕層の方へ……来客のおもてなしに、世界にひとつのボタニカル梅酒を。ルビー色に輝くグラスは、それだけで会話のきっかけに。「これ、どこの?」と聞かれたら、「知り合いのルーマニアの魔女がね……」なんて、ちょっと自慢してください。
- 離れて暮らすご両親へ、贈り物として……遠くに暮らすお父さま・お母さまへ。手作りの梅酒には、市販品にはない「気持ち」が宿ります。夏バテしやすい季節、体をいたわる一杯を贈ってみませんか。
清潔がいちばん大切。魔女の「ボタニカル梅酒」レシピ

梅酒や梅シロップに入れる、ベランダ育ちの新鮮なハーブたち🌿
さあ、いよいよ作り方です。難しそうに見えて、ポイントさえ押さえればとっても簡単。いちばん大切なのは、とにかく清潔にすること。これは食品衛生責任者として、何度でもお伝えしたいことです。
材料(4リットルの保存瓶・目安)
| 材料 | 分量 |
| 青梅 | 1kg |
| 氷砂糖 | 500g〜1kg(甘さはお好みで) |
| ジン(アルコール20度以上) | 1.8L |
| ジュニパーベリー | 大さじ1〜2(香りづけ) |
| ドライフルーツ(いちじく・あんず・レーズン・プルーン) | 各ひとつかみ(お好みで) |
| ローズヒップ・ハイビスカス・バラ | 各ひとつまみ(お好みで) |
| ベランダのハーブ(ミント・レモンバーム・ローズマリーなど) | 数本(お好みで) |
作り方
- 1. 瓶を消毒する……保存瓶を洗い、熱湯または食品用のアルコールでしっかり消毒。その後、清潔な布で拭くか自然乾燥で、完全に乾かします。水分が残っているとカビのもとになります。
- 2. 梅を洗ってアク抜き……青梅をやさしく水洗いし、たっぷりの水に2〜4時間さらしてアクを抜きます(黄色く熟した梅はアク抜き不要)。
- 3. 水気を完全に拭き取る……清潔な布やキッチンペーパーで、一粒ずつていねいに。ここがいちばん大事。水分はカビの大敵です。
- 4. ヘタを取る……竹串でヘタをそっと取り除きます。これで雑味のないクリアな仕上がりに。
- 5. 重ねて入れる……瓶に梅と氷砂糖を交互に重ね、その間にドライフルーツやボタニカルを散らします。宝箱を作るみたいで、いちばん楽しい瞬間。
- 6. ジンを注ぐ……静かにジンを注ぎ、ふたをします。
- 7. 冷暗所で休ませる……直射日光の当たらない涼しい場所へ。最初の1週間は、1日1回やさしく瓶を回して、氷砂糖を全体になじませます。
- 8. 待つ、というごほうび……3か月ほどで飲めるようになりますが、半年〜1年ねかせると、角が取れてまろやかに。日に日に色づいていく様子を眺めるのが、最高の楽しみです。
【大切なお約束・酒税法について】 ご自宅で楽しむための梅酒づくりは、アルコール度数20度以上の酒類(ジンやホワイトリカーなど)を使えば、自分で飲む分には法律上認められています。ただし、自家製の梅酒を販売することは酒税法でできません。また、お酒は20歳になってから。妊娠中・授乳中・運転前の方はお控えください。
魔女のおすすめ。ボタニカル梅酒の楽しみ方いろいろ

仕込んだ梅酒は、その日の気分でいろんな表情を見せてくれます。わたしのお気に入りの飲み方を、こっそりお教えしますね。
- ソーダ割り(umeshu soda)……いちばん人気。冷たい炭酸でシュワッと割れば、ハーブの香りが立ち上がって、仕事終わりの一杯に最高です。
- ロック……大きな氷をひとつ。じっくり味わいたい大人の夜に。ボタニカルの複雑な香りがよくわかります。
- トニック割り……ジンベースの梅酒なら、トニックウォーターと相性抜群。まるでカクテルバーの一杯です。
- お湯割り・ホット……寒い季節や、体をいたわりたい夜に。香りがふわっと広がって、心までほどけます。
- バニラアイスにひとさじ……漬けた梅やドライフルーツを、アイスやヨーグルトにのせて。これがびっくりするほどおいしいんです。
同じ一本でも、割り方ひとつで何通りも楽しめる。これが手作りの醍醐味です。お気に入りの飲み方を見つける旅も、どうぞ楽しんでくださいね。
ルーマニ屋からのお約束。安心して、おうちにお迎えください
わたしは、食品衛生責任者(東京都)の資格を持ち、衛生管理を徹底しています。さらに整理収納アドバイザー準1級として、キッチンを清潔で使いやすく整えることも得意です。ご家庭に他人を迎え入れるのは、とても勇気のいること。だからこそ、清潔さと誠実さを何より大切にしています。
ルーマニ屋では、梅しごとのほかにも、こんなお手伝いをしています。
- 忙しい毎日を支える作り置き代行(つくりおき代行)
- すっきり暮らすための整理収納・お片づけ
- ていねいなハウスクリーニング
- 重い荷物もおまかせの買い物代行
お客様の声(before → after)
- 40代・会社員の男性「市販の梅酒しか知りませんでした。でもエヴァさんのボタニカル梅酒を一口飲んで衝撃。仕事終わりの炭酸割りが、毎日のごほうびになりました」
- 50代・おひとりさまの女性「来客に出したら大絶賛。『どこで買えるの?』と聞かれて、ちょっと鼻が高かったです(笑)」
- 30代・女性「離れて暮らす父にプレゼント。『こんなにおいしい梅酒は初めてだ』と電話がきて、泣きそうになりました」
よくあるご質問(FAQ)
- Q. お酒が飲めないのですが、楽しめますか?
A. もちろんです!お酒が苦手な方には、アルコールを使わない梅シロップ(ノンアルコール)の記事もご用意しています。そちらもぜひ。 - Q. ジンじゃなくてホワイトリカーでもいい?
A. はい。アルコール度数20度以上であればOKです。ジンを使うと、ボタニカルの香りがより華やかになるのがわたしのおすすめです。 - Q. 氷砂糖を減らしても大丈夫?
A. 甘さは調整できますが、減らしすぎると抽出やまろやかさに影響します。まずは梅1kgに対し500g以上を目安に。 - Q. 白いふわふわが出てきました。カビ?
A. 梅が空気に触れていたり、水分が残っていると起こることがあります。心配なときは無理せず、お気軽にLINEでご相談ください。 - Q. ハーブやドライフルーツは必須ですか?
A. いいえ、シンプルな梅とジンだけでも絶品です。ボタニカルは「自分だけの一本」を楽しみたい方への、魔女のおまけです。
もっと知りたい方へ(参考リンク)
日本一の梅の産地・和歌山県の梅づくりについては、JAわかやまの特産品ページがとても参考になります。
ドライフルーツやハーブの栄養について、正確な数値を知りたい方は、文部科学省の公式データベースをどうぞ。
食育や栄養成分表の活用については、農林水産省のページも信頼できる情報源です。
【健康に関する注意書き】 この記事でご紹介したハーブやドライフルーツ、梅の働きは、一般的・伝統的に言われていることを中心にまとめたもので、医学的な効果・効能を保証するものではありません。妊娠中・授乳中の方、通院中・お薬を服用中の方、アレルギーのある方は、必ず医師にご相談ください。体質に合わないと感じたときは使用をお控えください。お酒は20歳になってから、適量を楽しみましょう。
最後まで読んでくれて、ありがとう
わたしは外国人なので、ときどき片言の日本語になってしまうところがあるかもしれません。そこだけ、どうかお許しくださいね。それでも、一生懸命、心を込めて書いています。たくさん読んでいただけたら、こんなにうれしいことはありません。コメントも、心からお待ちしています。
わたしは、本格的なものばかりを毎日作っていると思われがちですが、体はひとつしかありません。だからこそ、口に入れるものを大切にしたい。自分にちゃんと投資をしておかないと、歳を重ねたときに苦しくなるのは嫌でしょう?毎日を冒険のように、楽しく、健康的に。ジャンクフードにはほとんど手を出さず、手作りが大好きな、そんなわたしです。一緒に、自分を大切にする暮らしを始めませんか。
SNSでも、梅しごとや日々の手作りの様子を発信しています。ぜひのぞいてみてくださいね。そして「やってみたいけど自信がない」「うちでも仕込んでほしい」という方は、下のLINEからお気軽にどうぞ。まずは無料相談から。あなたのおうちの台所に、魔女がそっとお邪魔します。
この記事を書いたのは、ルーマニ屋のオーナー・エヴァ。ゼロからこのホームページを作り、東京・五反田で皆さまの暮らしに寄り添っています。今日も読んでくれて、ありがとう。これからも、どうぞよろしくね。


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